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安産祈願はいつやるべき?安産祈願の参拝時期について

2023年10月23日


安産祈願を行うときに、よく聞く戌の日という言葉。日本では、安産祈願は戌の日に行うのが昔からの慣習とされており、多くの方が妊娠5ヶ月目の戌の日に寺社仏閣に訪れ、安産を祈願します。そのときに腹帯をお腹に巻くことから、戌の日参りは帯祝いとも呼ばれています。

 

<”戌の日っていつのこと?>

安産祈願は妊娠5ヶ月目の戌の日に行うと良いとされています。「戌の日」のは、干支の戌を指しています。干支は年だけでなく、日毎にも割り当てられており、12日間で一周していきます。その戌の日に、お産が軽く一度にたくさん子供を生むことから安産の象徴とされている犬にあやかり、安定期に入る妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に安産祈願を行うことが風習になり、今でも伝わっています。

 

<他の日だといつに参拝するのがいいの?>

まずは、母子の健康状態が一番大切です。戌の日に体調が優れないときは、お母さん、お子様ともに元気な日に来ていただくのがオススメです。戌以外には、同じように子供をたくさん生む干支である「子の日」や「酉の日」などもお参りに良いとされています。なにより大切なのは、母子の健康ですので、体調と相談してご参拝していただければ幸いです。

 

<戌の日に腹帯を巻く風習の起源>

戌の日の安産祈願では、妊婦のお腹に「腹帯」を巻くことが慣習とされています。まずは、寺社仏閣でのご祈祷を行い、その後に腹帯を巻いていきます。最近では、祝い膳として食事会を行うこともあり、ご夫婦やご家族で赤ちゃんが無事生まれてくるよう「帯祝い」「着帯式」といった儀式を行います。

その起源は、平安時代の皇室で行われていたことがはじめとされています。帯をお腹に巻くことで、胎児を守り、妊婦の腰の負担を減らしたり、お腹周りの冷えを防いだりと様々な効果があります。

 

<まとめ>

妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に行う安産祈願は、母子ともに元気に出産できるようにお願いするための儀式になります。安産の象徴である犬にちなんで戌の日に行うことが風習になっていますが、それ以外の日に行うことも多くなっています。一番大切なのは、お母さんとお腹のお子さんの健康です。母子ともに調子のいいお日にちにご参拝することをおすすめいたします。

また、当山では安産祈願のため、下記ご用意しております。

・安産祈願のお札

・さらし布

お経を書いたさらしになります。こちらを腹帯にお付けください。

 

当山が皆様の出産に伴う不安や緊張などをご参拝・ご祈願で払拭できるようおもてなしさせていただきたいと思います。

           

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今月の聖語「南無と申す字は敬う心なり」

2023年8月24日

【今月の聖語】南無と申す字は敬う心なり

『内房女房御返事』/弘安3年(1280)聖寿59

 

「尊敬と羨望」

社会的に活躍する人物は、その努力や人柄、結果に対して周りの人々から尊敬されます。しかし、時として私たちはその時に得た成功や尊敬だけを見て、真似をすることも多いです。

つまり、良いもの・高価なものを所有すると、尊敬とは別の羨望という感情を周りの人々から受けたいという欲求が生まれてしまうのです。時として羨望は妬みとも捉えられます。

 

身近で尊敬される人とは、困っていた時に助けたり、的確な助言をくれたり、いつも親身になってくれる人です。その人を尊敬し、そこに至りたいと思っているのであれば、あなたはそのままあなたらしく、尊敬する人を鑑にしながら人生を歩んでいきましょう。羨望されたいという気持ちは捨て、尊敬されるような人生を送ることは、周りを幸せにすることにも繋がります。


◆本行寺のご紹介◆

本行寺は仏教の中で日蓮宗という宗派のお寺で、インドで仏教を説いたお釈迦様と日本で仏教を弘めた日蓮聖人を宗祖として信仰しています。日蓮聖人は鎌倉時代の僧侶で、乱世の時代に仏の教えによって人々を救おうとされ、現代でもその説かれた教えが受け継がれています。

宗教といえば、仏教のほかにも世界にはいろいろなものがあります。私たちが住む日本でも神道やキリスト教などをはじめ多くの宗教が信じられ、その中に仏教も含まれています。

神道は日本の神様についての教え、キリスト教はイエス・キリストが説いた教えです。では仏教はというと、他の宗教と比べ仏教の特徴としては、仏教は「仏が説いた教え」であり「仏になるための教え」でもあるとよく言われています。

ここでいう仏とは私たちが思い描く「神様」とは少し違う存在です。仏教では私たちの住む世界は苦しみの多い世界だと説かれています。仏とは真理を悟り煩悩や欲望から解きはなたれることで、その苦しみから離れた者のことであると説かれています。

ですので、仏教には仏になる方法=苦しみや悩みから救われる方法が説かれている宗教だとも言えるのです。

           

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にいぼんおせがき供養のお知らせ

2023年6月19日

にいぼんおせがき供養のお知らせ

これまでコロナウイルス感染症予防対策として開催を中止しておりました法要につきまして、本年度より再開させていただくことになりました。
お盆のおせがきは、御身内の皆様が功徳を積んで亡き御霊位様の仏道増進をお祈りする大切な法要です。
新盆を迎えられるご家族の皆様は、ぜひご参列ください。 【にいぼんおせがき供養】 時期:7月13日(木)  開催:本行寺 本堂 時間:午前11時より法要開始 ※今回新盆を迎えられるご家族の方向けの法要になります。
※ひと家族から1〜2名までの参列に制限させていただいております。
 
           

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お盆(盂蘭盆会)について

2022年7月11日

まもなく、2022年のお盆を迎える時期となります。お盆の期間は、全国的に7月または8月の13日から16日の4日間(地域によっては15日までの3日間)ございます。

もともと、行事としてのお盆(盂蘭盆会)は中国の仏教行事が発祥で、日本では古くは『日本書紀』に、「この年より寺毎に、四月八日・七月十五日に斎(とき)を設けた」とお盆の行事を行った文が見られるほど歴史的な行事でもあります。現在の日本の一般的なお盆は、時代がたつにつれ在来の民間習俗としての「魂まつり」と融合したことで、おもにご先祖の供養をする行事として広まっています。

お盆ではまず、13日(迎え盆)の夕刻に先祖の精霊を「迎え火」で迎え、仏壇を清掃して、その前に「精霊棚」をつくり曼荼羅を掲げ、先祖のお位牌や様々な供物を供え、16日(送り盆)には「送り火」で送り出すのが、一般的なお迎えの仕方です。

13日に軒先に盆提灯を吊し自家の門口で、苧穀(おがら)を焚くのを「迎え火」16日に焚くのを「送り火」といいます。現在では住宅事情もあり火を焚いてお盆を迎える形をとらない場合も多くあります。

一般的なお盆の考え方としては、先祖の精霊が浄土から現世へ戻ってくると言われているため、棚を作りお供えを用意することは、ご先祖様が無事に家までたどり着けることを願ったり、久々の自宅でご供養やおもてなしをしたりする意味もございます。

また、お盆は、7月のお盆である新盆と8月のお盆である旧盆の2つがございます。お盆の時期が異なる理由は、新暦と旧暦のどちらで計算するかによって地域の風習や文化にあわせて執り行われてきました。どちらも間違いであることはないので、地域やお宅でお迎えしているお盆の月に合わせてご先祖のご供養をなさって頂いて結構です。

 

本行寺では新盆では713日・16日、旧盆には813日とお宅のお盆にあわせてどちらのお盆でも法要を執り行っており、皆様のご先祖様を供養しております。

そのほか、普段から様々なご供養事・仏事の相談なども受け付けておりますので、ご要望のある方はホームページ下の電話番号もしくは、問い合わせフォームから気軽にご依頼ご相談ください。

 

           

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入り口改修・駐車場整備のための工事

2022年2月3日

この度当山では、檀家の皆様、ご参拝者様にさらに快適にご参拝いただけるよう、入り口及び駐車場整備のための工事を行っております。

期間中、ご参拝の皆様には大変ご不便をお掛け致しますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
改修後も、引き続きご愛顧の程よろしくお願い致します。
みなさまのご参拝を心よりお待ちしております。

 

【期間】2022317日まで(予定)

・~2022228日:本行寺入り口付近の工事

・~2022317日:駐車場整備および全体工事完成予定