日蓮宗

日蓮宗の想い

日蓮宗とは、鎌倉時代中期に日蓮聖人によって興された仏教の宗派です。お釈迦様が説かれた法華経をよりどころにし、「南無妙法蓮華経」という題目とともに信仰しています。そこには、世界平和や人々の幸福を願う気持ちが込められています。

日蓮聖人と鬼子母神

日蓮宗では主に日蓮聖人や鬼子母神をご本尊として祀ることが多いです。日蓮聖人は、日蓮宗の開祖であり、法華経による救いこそ真であると示した方です。「南無妙法蓮華経」の七字を題目とし、ここに仏の心はあると考えました。 また日蓮宗でご本尊として日蓮聖人とともに祀られているのが鬼子母神です。梵名、訶利帝とも呼ばれる鬼子母神は、法華経の信者をすべからく守るものとされています。もともと鬼子母神は邪神であり、お釈迦様のお言葉により改心し、仏様の弟子となりました。

法華経の教え

すべての人々を救うという考えの”大乗仏教”の重要な経典の一つとして、日本で重要視されているのが法華経です。28章にも続く教えは、誰でも仏になれると説かれており、これを受けて日蓮聖人は「南無妙法蓮華経」と唱えれば成仏できるのだと考えました。仏様は永遠の存在であり、いつでも私たちを見守ってくださっています。