厄除けを受ける方に読んでほしい4つの話
2019年12月2日
そもそも厄除けとは
一般的に厄年やついてないことが続いたときに行うことが多い「厄除け」。日蓮宗では、どんな人も生まれ年月によって持っている星が異なると考えています。自身の持つ星によって災難にあいやすく、様々なことに気を付けなければならない年があります。その災厄を回避するために厄除けは行われています。
なぜ厄除けをするの?
厄除けは古くから日本に根付いた文化でもあります。昔から災難を免れるために様々な対策をしており、その一つが現在にもつながる「厄除け」というわけです。厄除けは、災いが起こらないように厄年に備えるために行います。人はそれぞれ星を持っており、時には悪い巡りのときがあります。その悪い巡りのときにおこりやすい災難を回避するために、仏様に祈願しています。
厄除けをしたほうがいいのはどんな人?
最近では厄年の方以外にも、最近嫌なことが続いているときや日々の生活で溜まっていった災いを払いのけるため厄払いを行うことも多いです。
・今年が厄年で厄除けをされたい方
・最近、嫌なことがあって心がモヤモヤする方
・1年の始まりの節目に厄除けをして安心して1年を迎える準備をしたい方
・最近スマホを落として画面を割ってしまった方
・不幸なことが起こる前に事前に厄除けをしておきたい方
どんな仏様に祈願をしているの?
本行寺の厄除けでは、妙見菩薩、鬼子母神など様々な仏様の力をお借りしてご祈祷しています。妙見菩薩は位置が変わることのない北斗七星を神格化した神仏であるため、日蓮宗のご祈祷にとって欠かすことのできない大切な存在です。また鬼子母神は、私たちを守護してくれるため、人々の厄を落とすようご祈祷しています。
ご祈祷中のお経ってどういうもの?
ご祈祷中や法要などで唱えているお経は全部で28章から成立しているもので、その内容はお釈迦様のお言葉や教えなどが書かれています。
法要やご祈祷などをするときは、まずは仏様を本堂にお呼びし、お経を唱えることで教えの功徳を身に受けてから、仏様に祈願をします。いわば、読経までの行いはすべて、これから仏様に厄除けのお願いをする前に行います。一連の流れをきちんと行うことで、仏様の力をお借りして厄から身を守っていけるようご祈祷していくのが、非常に大切なことです。
実は厄除け後の行動も大切!?
厄除けをしたらなんでもやっても大丈夫というわけではありません。特に厄年は、もともと体調を崩しやすく、気を付けて過ごさなければならないとされている時期です。なるべく災難を避けるためには、ご祈祷した後も気を付けて生活していきましょう。周りをよく見たり、落ち着いた行動を心がけたりするなど、日々の行動を見直すだけでも改善されます。厄除けをきっかけに、これからの生活をより快適にするため気を付けて生活できるよう。
厄除けのマナー
厄除けは仏様と向き合い、祈願していただく重要な場です。以下の項目を守り、きちんとご祈祷を受けましょう。
・のし袋は紅白のものをご使用ください。
・当日は普段着でお越しください。派手すぎず、落ち着いた服装で参拝ください。
・当日はご予約時間の15分前までには受付をお済ませください。受付後は、本行寺内にある休憩所にてお時間までお過ごしいただけます。
・ご祈祷中はお静かにいただきますよう、よろしくお願いいたします。ただし体調がすぐれない場合にはすぐにお声かけください。また、お持ちの携帯電話やスマートフォンはマナーモードに設定ください。
・ご祈祷中の写真撮影はご遠慮ください。撮影を希望される方はご祈祷の前後にお願いいたします。
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